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統合医療やまのうち小児科・内科

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思考に気づく 続き2
前々回、瞑想中に光のイメージを見たことを書きましたが、その時他に気付いたことがあったので、今回は続きを書いてみたいと思います。

  瞑想中に見た、光り輝く「エネルギーのかたまり」(= 魂)は、とても力強く、パワーにあふれていましたが、一方で純粋無垢でとても傷つきやすく、デリケートなもののように感じました。これは、私の個人的な傾向かもしれませんが、身近な人に否定されるような言葉をかけられたり、無視されるようなことを極端に恐れるところがあり、そのような状況になると、魂自体が傷つけられるように感じてしまうのだと気付きました。そのために、一度魂を傷つけられるような経験をすると、心が防衛反応として魂の表面に硬い鎧(よろい)をつけて「もう傷つけられないぞ」と魂を守るようになります。そして自分の心が傷つけられる、同じような刺激を受けた時、深い傷にならないように、その鎧が色々な心や体の反応を作り出します。

 この反応は、心理学や精神医学で「防衛機制」と呼ばれています。強いストレスを受けた時に心が傷つかないように様々な反応をする心のメカニズムのことです。親に強く怒られた時や、好きな人と別れた時、身近な人と死別した時、不治の病を宣告された時などには誰でもが経験していますし、軽い防衛機制的な反応は日常で何度も起こっています。その内の幾つかを紹介します。

(1) ショックな出来事自体をなかったことにしてしまう「抑圧」。
(2) 相手が悪かった、その時は体調が悪かったなど、様々な理由をつけて自分自身を正当化したり、自分の失敗を認めたくないために、相手に責任転嫁したりする「合理化」。
(3) 嫌いだと思っている相手を「嫌い」とは意識しないで、相手が自分を嫌っているのではないかと思うなど、自分の中にある不快な感情を、相手が持っていると思い込む「投影」。
(4) 学校や会社に行きたくない思いが強く、朝になると発熱したり頭痛がおきるなど、身体的な症状を作り出す「身体化」。
(5) 仕事や勉強ができないことを、それ以外の活動(スポーツや芸術etc…)を頑張ることで周囲の人よりも優位にたとうとするなど、劣等感を他の面で補おうとする「補償」。
(6) 本当は辛くて泣きたいのに、わざと明るく振る舞うなど、本来の気持ちとは正反対の行動を取る「反動形成」。

 他にも「同一化」「逃避」「置き換え」など様々な防衛機制があります。(興味がある方はネットで防衛機制を調べてみると、自分や身近な人の行動の理由がわかって納得できることがあるかもしれません。)

  今回の瞑想中に自分自身のことで気付いたのは、先程も書いたように、身近な人に嫌われたり、無視されることを恐れていることでした。「愛されないと生きていけない」という思い込みの「鎧」を着ていることに気が付きました。たしかに、今までの経験でなるほどそういうことだったのか!!と思ったのは、新しい職場に移った時など、最初はできるだけ自分を殺して、職場の雰囲気を観察し、キーパーソンに気に入られるように、嫌われないように、細心の注意を払っていました。また、小学校でクラス替えや、産休で担任の先生が変わったりすると、必ずおなかを壊していたと母親に言われたことがありましたが、すべてこの心の鎧が引き起こしていたのだと腑に落ちました。

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