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統合医療やまのうち小児科・内科

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ホロトロピックふれんどvol.1後半

(ここから、以前別の媒体で書いた文章を少し手直しして紹介します。ご了承下さい。)
実は高校生の頃、時々強烈な孤独感に襲われることがありました。
その時の心境は「どうせだれも自分のことはわかってくれない」「自分も他人の心は知ることができない」「結局自分は一人ぼっち」などの思いで頭がいっぱいになっていました。
この考え自体、矛盾はありませんし、誰もが感じていることだと思っていました。
でも、時々襲ってくるこの感覚の度に、寂しさを感じていました。

「内観」は一種の心理療法で、一般的には約1週間かけて母、父、兄弟など自分の身近な人に対して関わりを、していただいたこと、お返ししたこと、迷惑をかけたことの3つのテーマにそって繰り返し思い出す方法です。
この方法によって自己像や他者像の変化が起きて、精神的に安定することが期待できます。
私が受けた内観は、通常の内観をアレンジしたもので、対象となる人への不平不満や愚痴など、思いつく限りのマイナスの言葉を紙にどんどん書いていくという、記述式内観でした。
土日の休みをつかって、朝から夕方まで他の参加者の方と一切おしゃべりなどもせず、徹底的に自己の内面を掘り下げていく作業が続きました。ある程度まで書き続けると、何を書いて良いのかわからなくなり、完全に書く手が止まってしまいました。それでも、なにかすっきりしない感じが残っていたので、唯一心に引っかかっていたことを書いてみることにしました。それは、「生まれた時に、軽い肺炎を起こして保育器に入れられていた」という話を両親から聞いていたことでした。この件に対して、自分の記憶は無いし、両親への不平不満があると思ったこともなく、書くべきかどうか迷っていました。当時の赤ちゃんの気持ちになったつもりで、書いていくと、「寂しい」「一人にしないで」「そばにいて欲しい」「なんで誰もいないの?」などという言葉が、次々に湧いてきました。書いていると、自然に涙流れてきます。その感情を書ききった時に、心の底からの安心感や幸福感を感じることが出来ました。また、世界がイキイキと輝いて見える感じがして、大げさな表現かもしれませんが、生まれ変わったような感覚でした。以前から感じていた孤独感はこのことが原因だったと、直感的に理解できました。実際その後、強烈な孤独感を感じることはなくなりました。
精神世界の書籍などで、バーストラウマやインナーチャイルドについての知識はありましたが、実際にバーストラウマを癒すことで、ここまで効果があるということを、身をもって体験できました。(つづく)

ホロトロピックふれんどの活動が広まっていくことを心から応援しています。代表の岩崎洋右様、岩崎美貴子様はじめ、活動に関わっていらっしゃる方、参加されている方に感謝したします。

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