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統合医療やまのうち小児科・内科

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5つの病因論 精神的ストレスと病気
「ストレスが続くと胃潰瘍になる」等、精神的ストレスと病気が密接に関係していることはご存知だと思います。その機序の一つとして、精神的ストレスによって、自律神経のバランスを崩す事が挙げられます。波動的に診察すると、ストレスの強い方は、頭にアドレナリンの共鳴があると推測されます。アドレナリンは、自律神経のうち「交感神経」を活性化させる働きがあります。また、元来「闘争、逃走」のホルモンと呼ばれており、原始時代に獲物を狩るときや、怖い動物や敵から逃げるときに活躍します。その働きは、心臓をドキドキとさせて血流を増やし、気管支が広がり、呼吸が早くなります。手足など心臓から遠いところは、怪我をしたときに出血多量にならないよう、血管が収縮して血流が減ります。胃腸などの消化器官の血流を低下させて、余った血液を、筋肉や心肺機能を上げるために回します。このように、アドレナリンは「闘争や逃走」が必要な状況で分泌されると、とても役に立つホルモンなのですが、運動をして汗をかかないと、アドレナリンが消費されません。その状態が持続すると、体に悪影響を及ぼすようです。具体的には、血圧上昇、血流の低下、痛み、免疫力の低下、冷え、胃潰瘍、消化不良、便秘、高血糖、などなど、病気の元となる症状がいっぱいです。実際には、一人一人の体質によって、血流が悪くなりやすい臓器や組織があるため、病気が発症する場所が人によって異なるのではないかと考えています。

子どもとストレス

 まず、子どもにストレスがあるのか? ということも、最初は確信がありませんでした。実際に波動的な診断を行っていると、意外にも多くの子ども達がストレスを抱えていることがうかがえます。その原因を、親御さんと様々な話をする中で探していくのですが、兄弟姉妹の存在が、子どものストレスの大きな原因の一つだと気付きました。子どもは常に、母親や父親の愛情が100%自分の方を向いていることを求めています。兄弟や姉妹は、その愛情を奪い合うライバルであるとも考えられます。兄弟姉妹からのストレスが多いお子さんには、親御さんに、できるだけたくさんスキンシップをし、他の兄弟や姉妹がいないところで、ハグをしながら「大好きだよ」とか「ちゃんと見ているからね」と愛情を伝えて下さいと、アドバイスしています。これを実践するだけで、劇的に状況が改善する場合もあり、親子間の愛情の大切さを痛感します。
次に多いのが、友人からのストレスです。これは本当に様々なパターンがあるので、ケースバイケースで解決してもらう事がほとんどです。時には、驚くような理由で、強くストレスを感じている場合もあり、いつもこちらが子ども達から教えられます。全てのケースが解決にたどり着く訳ではありませんが、できるだけ、社会の常識やルールに縛られず、そのお子さんの純粋な心を尊重してアドバイスするように心がけています。あるときは、そのお子さん自身が関係していない、クラスメートのいじめ問題があり、そのいじめを見ることがストレスで不登校(園)になっているケースもありました。そのお子さんの優しさがわかって、とても感動しました。(つづく)

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